ウイズ理事長
知子さんのお部屋

いわきに行ってきました

ウイズが3・11の震災以来、物資の支援をしているいわき「木村眼科クリニック」に、11月22日~23日1泊で行ってきました。本当はもっと早くに行かなければならなかったのですが、なかなか予定が立たず、やっと行けた!という感じでした。
木村眼科クリニックの玄関には、各地から送られてきた物資があり、私も丁度届いたばかりのウイズからの衣類の仕分けをしました。
受診に来ていた方が早速見てお孫さんのために衣類を持っていかれました。その方は、家が流され仮設住宅にいる方でした。
今まで色々な所から届いた物資に対して、お礼のお手紙も拝見させて頂きました。お手紙からは、生活するために必要なものが不足している状況が手に取るようにわかる切実な内容ばかりでした。ウイズは震災以来ずっと木村眼科クリニックに物資を送っておりますが、直接すぐに役立つ木村眼科クリニックに送ってよかったと思えたお手紙でした。
又、午後は佐藤恵子さんに案内して頂き、海岸に行きました。8か月経った今は、瓦礫も撤去されていましたが、周辺のお家はことごとく流され、家の土台だけが残る荒涼とした光景でした。その海岸近くでは80名の方が亡くなったとお聞きしました。海は静かで素晴らしい景色でしたが原発の影響で漁業もできないと。美味しい魚がたくさん捕れるのに、本当に残念でなりません。
途中立ち寄ったお家の高齢の方は、白内障で目が不自由で外にも行き辛く、震災後はしばらく避難所生活をなさったとのことでした。
津波に流されて奇跡的に助かった方、ご自分の後ろにいた方が目の前で流された経験をされた方など、皆さんが想像を絶するご苦労をなさっていることを感じた一日でした。

次の日は、「縁(ゆかり)」と言う視覚障害者のボランティアグループが年2回開いている「大人の遠足」があり、私もお手伝いをしました。午前中は、目が見えない方、見えにくい方用のバリアフリー映画「フラガール」を活弁士(音声ガイド)の解説で見ました。映画のセリフがない箇所を説明する役の方です。私も目をつぶって聞いてみましたが、視覚障害者にとっては、情景が浮かぶような説明で大変わかりやすいと思いました。今後益々必要とされる役割だと思いました。
午後は、小児科医の黒部信一先生の「フクシマの子どもを放射能から守るために」と題した講演をお聞きしました。放射能は少なくても害があること、特に子供は大人の数倍放射能に弱いこと、癌以外にも様々な疾患が起こりうることなど解説して頂きました。若いお母様がたからは何を食べさせたらいいのか、布団は外に干してはいけないか等々多くの質問が出ていました。黒部先生は、3月11日の原発事故後、日本の子どもを放射能から守るために「未来の福島こども基金」の代表になり、小出裕章さんとの共著「原発・放射能 子どもが危ない」を出版されています。先生は、正しい知識を持って、福島の現状を知り、未来の子どもたちのことを一緒に考えましょうとお話されていました。
8ヶ月が経ち東京にいると段々遠のいている印象を受ける震災ですが、解決されていない課題がたくさんあることを改めて感じました。まして福島の方々は人災である原発も抱え二重三重にご苦労なさっています。これからもずっと木村眼科クリニックを通して、いわきとつながっていかなければと思う2日間でした。又行きます!!

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